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高校生になりました 6
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春輝さんの話によると、
ここはお金持ちの人ばかりが集まる学園であり、一般生徒は特待生だけ。
そして、この学園は4階建て。
1階、食堂、トレーニングルーム、視聴覚室、職員室、屋内プール
2階、各教室
3階、風紀委員室、生徒会室
4階、理事長室
となっているらしい。
話を聞いただけじゃ覚えられるわけもなく追々覚えていくことにした。
「さて、問題なのはここの生徒たちのことなんだ」
パンっと軽く手を叩く春輝さん。
…もう、既に覚えるのに頭がパンパンになってきていた。
「玲依君、大丈夫ですか?」
「……大丈夫です」
「…そうですか?」
「はい…話を続けてください春輝さん」
「玲依頑張って!もう少しで話終わるから…えっと、この学園は男子校であり、8割がゲイ、1割バイ、残りの1割がノーマルなんだ。この意味分かるかい?」
…げい?
…ばい?
…のーまる?
「?…わからないです」
一体何のことなんのことだろう?
あっ、でもノーマルは普通ってことで…
でも何が普通なんだろう…
「玲依にはわからなくて当然だからね」
「…すみません」
「そんな落ち込まないでいいんだよ玲依!」
自分が理解できないことで話を止めてしまったことに罪悪感を感じて俯くも、
春輝さんに手に握られてそう言われた。
「玲依が悪いわけじゃないから。玲依が普通なんだよ」
桜さんは僕の頭をなでなでしながら、春輝さんの言葉に頷いてみせた。
「…つまり、同性愛の人が多いということなんだ。だから、玲依も気をつけなきゃダメだよって話」
「…恋愛は自由だと思いますよ?…わかりました気をつけます?」
"絶対にわかってないだろ!その意味を!"
そう思うが言葉にしない大人2人組。
春輝と桜はじっと玲依を心配そうな瞳で見つめていた。
しかし何故そのような瞳で見つめられているのか分からない玲依は首を傾げたのだった。
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