アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
高校生になりました 7
-
「あと最後に気をつけなきゃいけないとこが"親衛隊"の存在」
「…そうですね、穏便な親衛隊の方が多いですが過激派がいるのは確かですから」
「その"親衛隊"とは何ですか?」
そんなに悪いもののようには聞こえない。
「生徒会、風紀もだが、学園を支える生徒たちには各親衛隊が存在するんだ。親衛の意味は分かる?」
「その人の警護などする人ですよね?」
「正解。その子達が生徒会などに失礼な態度を取らないよう、取り締まるんだ。
その時に過激なことをしてしまう子達がいるんだよ。
それに巻き込まれないようにするにはそういう役員には関わりを持たないことかな」
コクコクと頷くのを確認してから話を進める。
「話はこれくらいかな…あっ!言い忘れてたけど、ここは全寮制って話は昨日うちにしたでしょ?荷物はもう寮に届けてあるから安心してね」
「はい。ありがとうございます」
覚えることがいっぱい過ぎて目が回る…
「…春輝、その辺にしておかないと玲依君がパンクしそうだぞ」
「あぁ、そうだな。何かあればいつでもおいで。玲依ならいつでも大歓迎だからね」
春輝さんは僕の頭を撫でながらそう言った。
そう言ってもらえると、とても心強くて元気が出る。
本当はもう1人で何でもできるようにならないといけないというのに…
やっぱり甘えてしまうばかりだ…
しっかりしなきゃっ!!
「時間ですよ春輝」
「…もうそんな時間か。玲依、今から職員室に行って担任の先生を訪ねて、一緒に教室に向かいなさい」
「はい、分かりました。ありがとうございます」
「さぁ、行っておいで玲依。楽しむんだよ」
「はい。行ってきます!」
「「行ってらっしゃい玲依(君)」」
長い話が終わり、2人に見送られながら職員室を目指して歩き始めた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
8 / 26