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寮生活のはじまりです 2
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「ほら、着いたよ」
言葉に目の前の建物を見上げた。
そこには大きな建物が建っている。
「…大きいです」
「そう?まず鍵を貰いに寮長室に行こうか」
「新たなフラグが…!」
「優雨、顔気持ち悪い」
「ちょっ!酷いっ!!」
"寮長室"とプレートが掛けられている扉の前で立ち止まる。
インターホンを鳴らし、暫く待ってみるが返事は帰ってこない。
「お留守ですかね?」
「まさかのイベ不発だと!」
「まだ学校に居るのかもしれないね」
「りょーちょー居ないのー何で居ないの!!ねぇなんでー」
「ちょっと、止めなよ優雨」
インターホンを連打したり扉を容赦なくドンドンと叩く優雨さん。
流石にそれはどうかと…
「寮長本当は居るんでしょ!出てきてよー」
「煩いってばっ!」
バシッと頭を凜さんに叩かれてやっと静かになる優雨さん。
あぁ…また凜さんがブラック凜さんに…
「うーん…少し時間置いてからまた来ようか。それまで僕たちの部屋に居ればいいよ」
「僕たち…?」
「あぁ、僕はこのバカと同室だから」
「…仲良しさんで羨ましいです」
僕にもそんな仲良しの人がいればいいのに…
「玲依がしゅんってしてる!可愛い!」
「復活するの早いな」
「玲依の可愛いさに俺の萌えセンサーが反応したのだよ!!」
優雨さんは急に上機嫌になったようで、後ろから僕に抱き着いてきた。
「ジャストサイズ!!」
僕の頭に顎を乗せられる。
「…それは僕がちっちゃいってことですか?」
そんなこと言われたら僕だって怒ります!!
小さいことは一応気にしていることなのだから…
「さぁ、部屋に行こ~」
…無視されてしまった
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