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寮生活のはじまりです 3
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エレベーター待ちの時間に寮の説明を聞いていた。
寮は3階建てで、
1階 ロビー、食堂、寮長室
2階 一般生徒(1~3年学年関係なし)
3階 生徒会、風紀委員の役員部屋
というようになっている。
ポーンと軽やかな音を立て、エレベーターが開く。
その中にはどうやら先約が居たようで優雨さんが声を上げた。
「あっ、寮長!!」
その声にパッと顔を上げれば、目の前には綺麗な男性。
暗い紫色の髪、左目に泣きぼくろがあるこれまた綺麗な人。
この学園は美形さんが大勢いるようで、僕だけが場違いのように思えてくる。
「またお前か…腐男子」
「もう!どこ行ってたんですか!危うく萌イベが無くなるとこだったんすよ!」
「知らんそんなの。毎回毎回騒がしい奴だなー」
「そこは諦めた方が早いですよ」
「おぉ、飼い主の凛がいるじゃないかっ!!ちっちゃくて気づかなかったわ」
「…それやめてくださいって言ってますよね?」
「ごめん、ごめん。つい可愛い子を見ると虐めたくなるんだよなー」
「悪趣味です。それに、可愛いとはこの子のことをさす言葉だと思うんですけど?」
そう言いつつ引き寄せられ、僕に張り付いていた優雨さんを引っぺがした。
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