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あぁ、月が綺麗だな。
なんて、本当はゆっくり鑑賞したいのに。
っ…ン。
後ろに埋め込まれたコレが、気になって仕方がない。
ハァッ、と上がってしまう熱い吐息が、夜の静寂を照らす月光の下の庭園に落ち、潤んだ目が、ライトアップされた庭の景色を、キラキラと乱反射させる。
あっ、はぅンッ…。
少しでも身動ぎすれば、お尻のナカに入れられたローターの位置が変わる。じわじわと焦らすような快感が、ゆっくりと俺を蝕んでいく。
んンッ、火宮さん、まだ…?
俺にこんな仕打ちをして、部屋の外を廻る回廊に1人、置き去りにしていったその人は。
「少し池田たちと打ち合わせをしてくる」と言って部屋を出て行ったまま、もう十数分戻って来ない。
暴言…といっても、声に出せてはいないそれの仕置きにと、こんなモノを押し込んで、「いい子で待ってろ」なんて言い残していった火宮が憎らしい。
あぁっ、せっかく、綺麗な景色なのに…。
浴衣に羽織で、ライトアップされた庭園を一望できる贅沢な回廊を独占。
欄干に身を乗り出して、火宮と並んでキャッキャとはしゃいで楽しみたいところを。
はぁっ、あんっ…。
後ろに異物を含んでいるせいで、気が散ってしょうがなくて。
もっ、やだ…。
いっそもう、大人しく言い付けを守るのはやめて、ローターを取り出してしまおうか。
それをした後に、どんな追加の仕置きが待っているかは、敢えて考えないことにして。
ンッ…。
そろりと浴衣の裾から手を差し込み、お尻の狭間に伸ばそうとしたその時。
っ!
やっ、あぁぁっ…。
ヴーン、と音を立てて、ローターが小刻みに振動を始めた。
あっ、なんで…?
ガクッと回廊の床に膝をつき、欄干に掴まりながらその刺激に耐える。
そっと窺った周囲には、火宮の姿は見えないけれど。
んんっ、あっ、んぁっ…。
遠隔操作のためのリモコンを持っていったのは火宮で、こんなことが出来るのも、火宮しかいないはずなのに。
っあぁっ!ど、こから、見てる…?
どうせ俺が悶えのたうつのを、隠れてどこかから眺めて愉しんでいるに決まっている。
火宮さっ…。
快感のスイッチを押さないように、慎重に身体を動かして、回廊に這うようにソロソロと位置を調節したら…。
っあーっ!バカ火宮ぁぁっ!
ヴィーン、と最強と思われる強さに、ローターの振動が変わった。
っ、やばい…。
ビクッと仰け反った勢いで、変わってしまったローターの位置が、前立腺を掠めたところで止まる。
ひっ、あぁぁっ…。
ゾロリとうごめいてしまったナカが、イイところにそれを当てようと、勝手に収縮し出す。
だ、め…。
ゆらゆらと自然に腰が揺れ、理性に反して、身体が快楽を追い始める。
ふぁっ、火宮さんっ、許し…。
声の出ない口を、必死でパクパクと動かして、辺りを見回したら。
キシッ、と床を軋ませて現れた、火宮の裸足の足先が、スッと視界の中に映り込んだ。
あっ、あっ、止めて…。
ようやく姿を現してくれた火宮に向かって、懇願の目を向ける。
ふらりと伸ばした手は、火宮に届かずスカッと宙を掻いた。
「ククッ、仕置きだというのに、イイ子で待っていなかったな?」
ニヤリ、と笑う火宮に、ゾクリと鳥肌が立った。
月明かりを背負って立つ火宮は、壮絶に美しい。
本人が薄く発光しているのかと錯覚するほどの妖しい色香を放ち、まるで魔性のように危険な香りを併せ持っている。
触れてはいけない。
けれど立ち上る色香に惹かれて手を伸ばしてしまう。
艶やかで妖しい魅力に満ちた火宮は、闇夜を支配する絶対的な王者だ。
「ククッ、どうした、そんな色っぽい目で見つめて」
愉しげに喉を鳴らした火宮が、スッと1歩、俺との距離を詰めてきた。
っ…。
サッとスマートに捌かれる、浴衣の裾。
和服にも慣れているらしいその様が、やっぱり見惚れるほど格好いい。
っ、やば…。
そんなことを思ったら、ズクン、と中心に、ますます熱が集まってしまった。
そのせいで後ろもキュンキュンと収縮し、ローターを思い切り締め付けてしまう。
あっ、あぁっ。
たまらず床に這いつくばって悶えたら、クックッ、と意地悪な笑い声が、頭上から降ってきた。
「仕置き中に、ローターを抜き取ろうとしただけでなく、1人でこんなに悦くなって」
悪いやつめ、と、腰にくる低音で紡がれる言葉に、たまらず下半身が痺れた。
スッと俺の傍らに膝をついてきた火宮が、バサリと俺の浴衣の裾を捲る。
っ…。
下着を着けさせてもらえなかった素肌が晒され、ポタポタと堪え切れない先走りが床を汚していくのを見られてしまった。
「イイのか」
淫乱、と耳に囁きが吹き込まれ、ゾクッと快感に震えた瞬間、パァンッ、と尻たぶが張られた。
ひぃぁっ…。
痛くはない。
ただ衝撃に驚いて、仰け反った身体に、ジーンとした余韻が広がる。
「ますます垂らして」
パタパタと、さらに量を増してしまった先走りの雫を指摘され、カァッと頬に血が上った。
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