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「クックックッ、この程度ではもう、おまえには仕置きにならないな」
揶揄うように声を揺らしながら、今しがた叩いたばかりの俺のお尻を、サワサワと撫で摩る。
あっ、あぁっ、だめ。
敏感になった身体は、それだけでもゾワゾワと快感を得てしまい、ますます性器が反り返る。
っ、火宮さっ…。
どさくさに紛れて、ツプッと蕾に潜り込んできた指が、ローターをクイと押し、ばっちり前立腺に当ててきた。
っ、バカッ…。
この状態でそんなことをされれば、絶頂を迎えてしまうのは時間の問題で、思わず恨みがましく火宮を振り返ってしまった。
「クッ、そういう暴言の仕置きだと言っているのに、まだそんな目ができるのか」
懲りないな、と笑う火宮は、なんとも愉しげで。
「その折れない強気が可愛く好きだが、たまには甘く擦り寄って、媚びてくるのも見てみたい」
ニヤリ、と頬を持ち上げる、壮絶な笑みが月光とライトアップの光に浮かび上がり…。
「今日はとことん堕としてやる」
っーー!
覚悟しろ、と、ゾクリとするような色香に満ちた声で、残酷な台詞を紡がれて。
なにっ…?
スルッと羽織を肩から落とされ、浴衣の帯をシュルリと解かれたと思ったら、素早く捕らわれた両手が、その帯でぐるぐると欄干に括り付けられてしまった。
っ、な…。
「いい格好だ、翼」
っ、こんなのは…。
「肌蹴た浴衣に、突き出された尻。軽く反ったその背は美しく、足の間で揺れる欲はいやらしい」
言、わないで…。
火宮に言葉にされるたび、その自分の姿をなぞるように想像するからたまらない。
「ククッ、ここはどうだ」
身動きのせいでハラリと落ちていた浴衣の裾を、再びバサリと捲られる。
っ…。
下着をつけていない裸のお尻が露わになった。
「月光を白く弾き返す、滑らかな双丘。奥の蕾は…」
ほら、と、回廊の床についた両膝の間に火宮の足が差し込まれる。
ぐい、ぐいと、膝を両側に押されれば、開いた足は肩幅よりも広くなってしまった。
やだっ…。
想像しなくても分かる、自分の今の体勢に、カァッと頬が熱くなる。
「ククッ、物欲しそうに、ヒクついているぞ。あぁ、ローターを咥え込んでいるんだったな」
いつの間にか振動が止まっていたローターの存在を思い出す。
「ククッ、出してみるか?翼」
意地悪く色を変えた火宮の声が、耳にねっとりと絡みつく。
スゥッ、と割れ目を撫でた火宮の指先が、剥き出しの蕾をツンツンとつついた。
ひぁっ…。
敏感で弱い部分に触れられ、下腹部がきゅんと切なく震える。
それにつられて、お尻の穴がヒクヒクと痙攣したのが分かった。
あっ、やだ…。
羞恥にカァッと身体が熱くなる。
ぎゅっ、と噛み締めた唇が痛んで、目には涙が浮かんだ。
「ククッ、いやらしい穴だ」
言、わないで…。
恥ずかしさにますますソコがヒクついてしまう。
「ふっ、淫乱。ほら、腹に力を入れて出してみろ」
ぐいっと双丘にかかった火宮の手が、すでに露出している蕾をさらに広げるかのように、左右に開いてきた。
あっ、いやっ。そんな…。
これまで何度となく見られているとは言え、その恥辱に慣れるわけではなくて。
っ、ふぇ…。
尻の穴を見られ、そんな場所を晒されたあまりの羞恥に、じわりと涙が滲んだ。
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