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「っ…」
コソコソと、キッチンカウンターの陰で服を脱ぎ去り、エプロンだけを纏って出てきた俺は、ぎゅぅ、と裾を下に引っ張りながらソロソロと火宮を窺った。
俺が着替えている間に寝室へ行っていたのか、リビングのローテーブルの上には、嫌ぁな玩具がゴロンと転がっている。
「っ、あ、の、火宮さん…」
「あぁ、支度が出来たか」
ニヤリと唇の端を吊り上げ、薄く目を細めて妖しく笑った顔が向く。
「ククッ、いいな。そそる」
「っーー!」
この変態。
こんな恥ずかしい姿を、愉しそうにジロジロと眺めるその悪趣味に目眩がしてくる。
「ほら、そんな遠くにいないで、こちらに来い」
「はい…」
下手に裾が捲れないように、恐る恐る足を進める。
身体中がスースーして、なんとも心許無く恥ずかしい。
「くっ、うっ、ふぇ…」
「ククッ、もう涙目になっているのか?それではこの先もたないぞ」
クックッと愉悦に喉を鳴らす火宮の、サディスティックな目が向いたところで、テーブルの上から、ローションを注入する用だろう道具が取り上げられた。
「ふっ、ほら、まずはソファの上に四つん這いになって、尻を向けろ」
「っ!」
その格好を想像しただけで、顔がカァッと熱くなる。
「ん?翼?」
出来ないか?と言わんばかりに目を眇められて、俺はノロノロとソファの上に上がった。
「っ、や、り、ます、よ…」
そう約束したのは俺だ。
「ククッ、いい覚悟だな」
なんとも愉しげに揺れる声が憎らしい。
「っ、ふ…」
きしっ、と、両手と両膝がソファの座面に軽く埋もれ、パサっとエプロンの裾が落ちた。
「はっぁ…あぁ」
「そのまま力を抜いていろよ」
「っあぁ…無理…」
ピタリ、と蕾に触れた、注入器の先が冷たい。
ぶるりと身体が震え、突き出したお尻にまで鳥肌が立った。
「ククッ、媚薬成分は一切ない、普通のローションだからな」
「っ、あ、んっ…」
ツプ、と蕾を押し広げ、先がナカへと挿入ってくる。
「こら、力むな」
「はぅぁ、だって…」
異物の侵入に対して、勝手にキュッと窄まる蕾は、意識してやっていることではないからどうしようもない。
「ほら、力を抜け」
「は、ンッ、痛っ…」
パンッ、と軽く尻たぶを張られて、俺は慌てて身体から力を抜いた。
「あぅぅ…はぅ、んっ、あンッ…」
「注入(い)れるぞ」
「ん…あっ、あぁっ、やぁっ」
うわ。ヌルッとナカに注ぎ込まれていくこの感じ…やだ。気持ち悪い。恥ずかしい。
それは多分、ほんの数秒。けれども俺には何分にも、何十分にも感じる、長い長い時間だった。
「よし。入ったぞ」
「う、んっ…あぁぁ」
ちゅぽんと蕾から抜けていった注入器とともに、タラーッとひと筋、腿にローションが伝う。
「ククッ、卑猥な光景だな」
「やだっ。やだ、見な、で…」
「クッ、安心しろ。淫らで可愛い」
「ばっ…」
バカ火宮。
こんな屈辱的で恥ずかしい姿を、そう形容する火宮の頭がおかしい。
この状況に安心の要素は1つもなく、できることなら早く次の行為に移りたい。
「っ、玩具、下さ…。火宮さんは、ソファに…」
早く座って…。
ノロノロと身体を起こし、緩慢な動きのままソファを下りた俺は、コポッと溢れたローションに気づいて、ますます顔を熱くした。
「やっ、これ…」
「ククッ、それを掬ってバイブに塗り広げて挿入れろ」
「はぅ、あぁっ、はい…」
ほら、と渡されたバイブを受け取り、俺は恐る恐るそれをお尻に近づけた。
「んっ、ンッ、あっ…」
太さは指2本分くらいしかない。
形も特に凶悪でもなんでもなく、少しブツブツしているのを除けば、比較的シンプルなバイブだ。
ただ持ち手のところにスイッチが付いているということは、振動型なんだろう。
「ククッ、俺はこっちか」
キシッとソファを軋ませて、俺が跪いた前に腰を下ろした火宮が、軽く両足を広げて、俺が奉仕するスペースを作った。
「んっ、あ…」
バイブを蕾にあてがったまま、火宮のズボンの前を寛げる。
軽く押し下げた下着の中から取り出した火宮は、思わず怯むくらい、この状態でもご立派な代物だ。
ぼろんと取り出したそれに、そっと唇を近づけながら、俺は後ろの玩具を持つ手にグッと力を入れた。
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