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「あっ、あっ、駄目ーっ!」
容赦のない前立腺への刺激に、パァッと目の前が真っ白に眩んで、ビクビクッと身体が痙攣した。
「ひっ、ぃ、あっ、う…あぁっ」
「ククッ、イったか」
「あっ、イッ…まだっ、またイくっ…」
ドクッと震える性器から、けれども白濁は出せなくて、俺は射精を伴わない絶頂に、何度も何度も身を震わせた。
「ふっ、空イキで、イきっ放しだな」
「あっ、あぁっ、またっ、まだっ…もっ、やだ、やだ」
イってもイってもイき続け、快感を超えた快感はもう苦痛でしかない。
頭と身体がどうにかなるかと思うような、長く続く絶頂の中、俺はパタリとベッドに倒れた身体を、ぐずくずと身悶えさせた。
「あっ、あっ、助けて、刃。もっ、辛…」
「ククッ、随分とよさそうだが?」
「なっ、ばっ、あっ、よくな…っ、辛い」
バイブの刺激なんかに喘がされ、射精を阻むリングをつけられたまま絶頂させられるこの辛さ、分からないかなぁ!
「仕置きだぞ?」
「あっ、んっ、分かって、ますっ…」
安易な考えでコンビニに寄って拉致られた。
霧生に逆らって鞭跡やバイブの痕跡を残され、火宮の前で別の男を好きだと言った。
「クッ、本当に?」
「んっ、あぁっ、ほ、んと、に。本当に、分かって…」
俺の身体を支配していいのはあなただけ。
俺の心が慕うのは…。
「あ、なた、だけ…刃だけを、愛して、るっ…」
快楽の熱に浮かされて、俺は何を口走っているのだろう。
無事に帰れて良かった。
あなたと、あなたが大切にする組織を守れて良かった。
ただただ、あなたの愛しいこの腕に、俺はこうして居られるんだってことが…。
「死ぬほど、幸せ…」
あぁっ!
一際大きな快楽の波が押し寄せ、俺は何度目とも分からないドライでの絶頂に身を震わせた。
「う、あぁぁ、あぁっ…」
もう、意識を手放していいよね?
限界を超えた快感に、ボーッとしてきた頭で考える。
空イキを続けた身体はクタクタで、なるがままに身を任せようとしたとき。
「ククッ、可愛いことを言う」
「っあ?あっ…」
スルリと中心に伸びてきた火宮の手が、パチリと縛めのリングを外し、カチリとバイブのスイッチも切られていった。
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