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「っ、あっ、やっ、火宮さっ…」
キュッと右の飾りを指で摘まれ、左の飾りにはチロチロと舌が這う。
「んっ、ふっ、あぁっ…」
ビクン、ビクンと仰け反る身体が、勝手に悦びに震えた。
「ククッ、ぷっくりと起たせて」
「ひぁっ、あぁんっ…」
くにゅっ、と舌で押し潰すように突起を舐られ、俺はたまらず身悶えた。
「クッ、イイのか?」
完勃ちだ、と笑う火宮の指が、性器に絡む。
「っ、あぁっ!やぁっ…」
胸を舌でいたぶられ、性器を上下に緩く扱かれたら、もうたまらなかった。
ヒクンッと仰け反り、晒した喉に火宮がかぶりつく。
「った…」
チクリとした軽い痛みにハッと顎を引けば、満足そうにニヤリと笑い、俺の首元を舌なめずりして見ている火宮が見えた。
「跡…つけました…?」
「ククッ、後で鏡で見てみればいい」
「っ…」
「それとも、今、鏡の前に移動してやろうか?」
それも一興、と笑う火宮に、俺はその意味を理解して全力で首を振った。
「やですっ」
「ククッ、恥ずかしがって身悶えるおまえも可愛い」
「ば…」
か、とはさすがにこの状況で口にするわけにもいかず、俺はぐっと唇を噛み締めてその暴言を堪えた。
「クックックッ、懲りないな」
「言ってませんっ」
すんでのところで我慢したし!
「ふっ、まぁいい。自分で両足を抱えて左右に広げろ」
「え…」
「そうしたら、今の暴言はなかったことにしてやる」
「っーー!」
それだって、十分な要求だとは思うのに、従わなければそれ以上のことをさせられるとでもいうのか。
「ほら、両足もソファの上に上げて、腿の内側を持って、左右に大きく開くんだ」
「っ、そ、んな…」
その恰好を想像しただけで、頬にカァッと熱が集まる。
「ん?翼?」
「っ…」
「できないのなら、無理やりしてやってもいいが…その場合、閉じられないように縛るぞ」
「っ!や、やりますっ…」
なんて恐ろしい脅しをかけてくるんだ。
ビクッと肩を跳ねさせてしまった俺は、慌てて両足をソファの上に乗せた。
「っ…」
両手でそれぞれの足を持って…。
「っふ、ぇっ…」
何これ、滅茶苦茶恥ずかしい。
ジワリと視界が滲んで、足に触れた両手がブルブルと震えた。
「刃ーっ」
うるっ、と潤んだ目を、思わず火宮に向けてしまった。
そろりと開いた足は、ほんの数センチしか広がっていなくて。
これ以上を自らの意志でなんて、とてもできそうにない。
「ククッ、縛るか」
ニヤリ、と笑った火宮は、こんなに頑張っている俺も許す気はないのか、何か紐は…なんてあたりをキョロキョロ見回している。
「っ!待っ、て…」
やる!やるから。
ここまできて、この上さらに縛られてはたまらないと、俺はギュッと目を固く閉じて、覚悟を決めて一気に両足をぐいと開いた。
「っ、あぁぁ…」
まるで自ら性器とその奥の蕾を晒すようなM字の開脚。
恥ずかしくて情けなくて、たまらず涙がポロリと零れた。
「ククッ、いい格好だ、翼」
可愛いぞ、と愉しげに笑った火宮が、不意に俺の股の間にスッと身体を割り込ませてきた。
「えっ?!」
ちょっ、そんなところに跪いて、何してんですかっ…。
火宮の行動にあまりに驚いた俺は、半分パニックになる。
「ククッ、言っただろう?今日は甘い仕置きだと」
「っ…」
「そのまま足を支えていろ」
クッ、なんて喉を鳴らした火宮の顔が、ゆっくりと俺の股間に沈んでいき…。
「っーー!」
ぬるっとした生暖かい感触に性器が包まれたかと思ったら、チュプッ、ジュルッといやらしい水音が、俺の股の間から響き始めた。
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