アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
502※
-
「っ…」
ピタリ、と蕾に火宮の先端を押し当てられて、期待にふるりと胸が震えた。
「っあ…」
ずぶり、と入り口をこじ開けて、火宮の熱が突き込まれる。
「ふ、あぁっ!」
ゆっくりと内の壁を擦られれば、ぞろりとナカが収縮したのが自分でも分かった。
「クッ、吸い付くように絡みついてきて…」
「あっ、あっ、やだ。取って。先に取ってぇっ」
びんと反り返った中心が、縛めにぎゅっと食い込んで痛かった。
「ククッ、まだだ」
「そんな。あぁっ」
けれどその鈍い痛みさえも、今は実は快感に変わっていて。
「ふっ、苦しいだけではないだろう?」
そうだよっ。そうだよ!
痛くて苦しいけど気持ちいいよ!
ニヤリと笑う火宮が憎らしくて、ギッと睨みつけてやれば、更に愉しそうにクックッと喉を鳴らされた。
「んっ、あぁっ!」
「クッ、締まるッ…」
火宮がぎゅっと眉を寄せる。
ふふ、ざまあみろ。
一瞬優位に立った身体は、寸分違わず前立腺を擦り上げられて、すぐに敗北宣言をする羽目になった。
「あっ、あっ、やだ、それやだっ」
「ククッ、いい、の間違いだろう?」
ほら、と身体を揺さぶられ、俺はたまらず喉元を晒した。
「ひっ、ぁぁっ!あんっ、あぁんッ」
ギシギシとベッドが鳴く。
火宮の動きに合わせて、結合部からジュプジュプと水音が上がる。
「あっ、あっ、溶ける。溶けるッ…」
どこまでが俺で、どこからが火宮か。
荒く、激しく、そして愛おしく突き上げられ、触れ合った肌の境目さえ曖昧だ。
「あっ、あっ、火宮さっ…刃。じんっ」
混ざり合った汗すらもが愛おしく、滑る手で必死に目の前の身体にしがみつく。
「翼ッ…」
掻き抱くようにきつく抱き締め返されて、じんと痺れるようなその強さにさえも、歓びがぶわりと溢れた。
「あぁっ、じんっ…」
ハッ、ハッと上がる息が愛おしい。
「翼」
薄く細めた目が語る、愛しているの言葉が嬉しい。
「あぁっ、イく。もっ、イキた…」
ズブリと穿たれるナカが熱く蕩け、激しく強く出し入れされる熱が、気持ちよくてたまらなかった。
「ふっ、いいぞ。イけ」
シュルリと性器の縛めが解かれる。
「あっ、あっ、やだ、一緒に。一緒にイきたいっ…」
ぎゅぅ、と絶頂を堪え、ナカの火宮に絡みつこうと、蕾が締まる。
「クッ、持っていかれるッ…」
「刃。じん。じんっ」
ぼんやりと見上げた目の前の美貌が、泣けそうなほど美しく微笑んでいた。
「俺も保たん。同時にイくぞ」
「あっ、あっ、嬉し…」
ずくん、と一際深い突き上げにあって、俺は火宮にしがみついたまま、ビクビクッと身体を震わせた。
「ッ、はっ…くっ」
ビクッと小さく身を震わせた火宮が、ふわりと脱力していく。
「ふぁぁぁっ、じんー」
ドロドロに白濁が腹の間を汚したのと同時に、火宮もイッたんだとわかって、たまらない愛おしさが込み上げた。
「キスが、欲、し…」
ぎゅぅ、と引き寄せた頭を、火宮が笑う。
「俺もだ」
ストレートなおねだりに、ククッ、と喉を鳴らした火宮が、ゆっくりと美貌を近づけてきた。
「んっ、は…」
チュッ、チュッ、と啄むような可愛いキスから、徐々に深く、激しさを増す口付け。
ぬるりと舌を絡ませ合い、交換し合う唾液が口の端から溢れたところで、火宮がゆっくりと身体を起こした。
「愛している、翼」
タラーッと口の端から唾液を垂らし、馬鹿みたいにポケッとしたまま火宮を見上げる。
「っ!」
緩やかに目を細めた火宮の口元が、綺麗に綺麗に弧を描いていって…。
「愛している」
ふわっ、と花が綻ぶように煌めいて、泣きたくなるほどの歓びに胸が震えたたところで、スゥッと俺の意識は闇に溶けていった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
503 / 781