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夕方のお薬②
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瑠璃はとても緊張した面持ちで叶多の家に入った。
「お、お邪魔します!」
瑠璃のガチガチの体を見て叶多はクスクスと笑う。
「そんなに緊張しなくていいよ」
そう言って、安心させるように頭を軽く撫でる。
それが気持ち良く、瑠璃は目をつぶって、大人しく撫でられていた。
「お帰りなさいませ、叶多様」
1人の男性がこちらに近づいてくる。
整った顔立ち。
綺麗な銀髪と銀の瞳。
(綺麗な人…)
つい見とれていると、叶多が
「ただいま、蓮」
と言う。
少しタイミングが遅れたが、叶多に続き、
「あ、お、お邪魔します!」
すると、蓮と呼ばれた男性はこちらを見て、優しく微笑む。
(どこか叶多君と似てるな…)
そう思っていると、蓮は
「私、優野崎 蓮と申します。以後、お見知りおきを」
と言いながら丁寧にお辞儀する。
「あ、僕は、篠崎 瑠璃と言います!」
と、深くお辞儀する。
叶多は蓮にお菓子の準備をさせる。
「じゃあ、準備出来たら俺の部屋に運んでくれ」
そう言い、瑠璃の手を取る。
「いこうか、瑠璃」
「うん!」
これが地獄の幕開けである。
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