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記憶の夢でさようなら②残酷描写あり
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あたりは真っ暗で、ただただ怖くて痛かった。
たまに振りかざされる手も、言葉も、僕の冷静さを肉体的・精神的に削っていく。
ただただ謝る以外何もなくて。
それでも許してくれはしない。
謝るなら死になさいよ、あんたなんか産まなければ良かった、忌み子。
この言葉だけが脳内をぐるぐるしていた。
他のことは何も考えられなかった。
このままじゃ、壊れちゃうよ…
誰でもいい。
だから、
ーーー助けて。
いい子にするから。
だから、少しだけの愛情と温もりを僕に…
苦しい時は、そばにいて欲しかった。
悲しい時は、寄り添って欲しかった。
そんな願いすら叶わない。
だって僕は、忌み子だから。
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