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夕日の虹とまた明日
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学校も終わり、瑠璃は帰ろうとする。
今日は短縮3時間だったので、とても早く学校が終わった。
すると、叶多が声をかけてくる。
「ねぇ、瑠璃。瑠璃が良かったらで良いんだけど、同居しない?」
いきなり言われた言葉にびっくりする。
「え?!ダメだよ、そんなの!叶多君に迷惑かけちゃう…」
「ううん、俺の家、部屋がたくさん空いてるし、お母様とお父様にも話は通してあるから。」
そう言って、意地悪っぽく笑う。
「それに…付き合ってるしね。」
唐突に言われた言葉に赤面する。
「可愛い。顔真っ赤っか」
「そ、そんなことない!」
瑠璃は顔を手で覆い隠す。
「でも、本当に同居したいと思ってるよ」
叶多は真剣な顔をしながら瑠璃を見る。
「じゃあ、良いのなら…」
ほとんど叶多はのゴリ押しで、瑠璃は渋々承知する。
「やった!じゃあ、早速引っ越しね!」
そう言うと叶多はすぐに蓮を呼ぶ。
「蓮!引越しの手続きお願い!」
珍しく叶多が感情を露わにしているのを見て、蓮は少し驚いた顔をする。
「しょ、承知しました。」
すると、叶多が瑠璃の方を向き、
「これから時間だってあるし、今からデートに行こう!」
と、提案する。
「い、今から?!」
尽かさずツッコミを入れる。
「うん、そうだけど…?」
キョトンとした顔で瑠璃を見る叶多。
(き、今日の叶多君なにかおかしい…)
叶多に違和感を感じたが言わないでおく。
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