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夏樹家④
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また、玄関から
「ただいまー!」
と威勢のいい声が聞こえる。
現在は夜の8時である。
今さっき、夏樹さんが来て
「そろそろ夜ご飯だから、リビングに来てね。」
と言い残し、出ていった。
「おかえりなさい!遼河兄さん!」
瑠璃も負けないぐらい威勢のいい声で、返事をした。
「うおぉ?!瑠璃?!え?は?なんで???」
ハテナマークが語尾に沢山ついている金髪で、ピアスのあいたチャラそうな男性が立っていた。
だが、顔は整っていて、美形だった。
「里帰り!今、冬休みだから!」
と瑠璃が言う。
「そ、そーなのか!ゆっくりして行けよ!」
遼河はニッコリ笑う。
「うるさいです、兄さん。」
と、満留が顔を出す。
「いいじゃないか」
とチャラそうな男性が笑いながら言う。
「そして、君は?」
またしても、叶多に目線がとぶ。
「こんばんわ、北條叶多です。瑠璃に誘われて来ました。よろしくお願いします。」
そう言って、軽くお辞儀をする。
「あ、よろしく、お坊ちゃま?」
ニヤリと笑う遼河。
すると、夏樹も顔を出し
「ほーら!夕食の時間よ!早くリビングに入りなさい!」
優しく微笑みながら皆に呼びかける。
「「はーい!」」
遼河と瑠璃が威勢よく返事する。
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