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皆で夕食
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テーブルに運ばれてくる色とりどりの夏樹の手料理。
瑠璃は目をきらきらさせながら見ていた。
(な、夏樹さんの手料理久しぶり…)
瑠璃の前には叶多が座っていて、夏樹さんは叶多の横に座った。
遼河と満留は瑠璃の横に座っていた。
「じゃあ、冷める前に食べてしまいましょうか」
「うん!」
瑠璃はいきよい良く返事をする。
「じゃあ、いただいます」
夏樹がそう言うと、皆も合わせて
「「いただきます!」」
と言う。
そして皆は楽しそうに喋りながらご飯を口に運ぶ。
一方の叶多はなぜかおどおどしていた。
「どうしたの?叶多?」
と瑠璃が呼びかける。
「え、あ、いや…」
叶多は箸を取る。
「いつもこんなに賑やかじゃないから…」
恥ずかしそうに言う叶多。
「そっか!叶多もたまには楽しい食事もしたいよね!」
と瑠璃が笑顔を見せながら叶多を見る。
すると遼河が
「ねぇねぇ!2人とも!付き合ってるでしょ!」
といきなり聞いてくる。
あまりにも唐突な話だったので瑠璃は思わず口に含んでいたスープを吹きそうになる。
「あ、危ないよ!遼河兄さん!いきなり言わないで!」
と言うと遼河は
「あ!図星だね?図星でしょ!」
と興味津々にふたりを見る。
すると叶多がニッコリしながら
「はい。お付き合いさせて貰っています。」
と言う。
「か、叶多君…」
瑠璃は恥ずかしすぎて何も言えなくなる。
「そーか!別に夜の営みは反対しないけど、熱くなりすぎないようにな!」
と遼河が言う。
その言葉にツッコミを入れるように満留は
「兄さんも最近、月斗さんと部屋で営んでいた時すごく熱くなっていましたよね?僕の部屋にまで聞こえてましたよ。」
と言う。
「そ、そうか…抑えていたつもりだったんだけどな…」
と反省した素振りを見せながら言う。
「ふふ、熱いことはいい事よ!」
と夏樹まで話に入る。
叶多は改めてすごい家だなと思ったのである。
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