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過去の苦痛と愛の決断①
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夕食も終わり、皆リビングでくつろいでいた。
「…ねぇ、叶多」
瑠璃が小声で叶多を呼ぶ。
「聞くの?」
と言うと瑠璃はコクリと頷く。
すると食器を洗い終わったのか、夏樹がリビングにやってくる。
「あ、あの!夏樹さん…」
瑠璃が夏樹を呼ぶ。
すると優しく微笑みながら瑠璃を見る。
「どうしたの?瑠璃」
優しい口調で夏樹は瑠璃に聞く。
「あ、あの…小さい…小さい頃のお話を聞かせて下さい…!」
きょとんとしている夏樹。
なので叶多が補足説明する
「瑠璃がここに来る前の事を教えて欲しいんですが…」
瑠璃と叶多の言葉に、夏樹は驚いた顔をしながら、少し考える素振りを見せた。
「…そうね。そうよね。瑠璃、あなたにはいずれは教えないといけない事だったから……この際ちょうどいいわね……」
目を泳がせ俯く夏樹。
遼河も満留も気になっていたのか夏樹を見ている。
「どこから話しましょうか…」
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