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お仕置きしましょうね
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「そ、そうだった…」
思い出して、どうしようかと思っているが、軽くパニックを起こしているため上手く頭が働かない。
そして、ふっとみた壁にあるものがかかっているのを見つけた。
(あ、あれって…鍵?)
キラリと光る銀の鍵。
(あの鍵…もしかしてこの伽の?)
もしそうなら、嬉しい。
(でも、明様に罠っぽいよね…でも、ものは試し!)
そう思った瑠璃は壁にかかっている鍵に手を伸ばした。
伽は邪魔だったが、難なく取れた。
「お、お願い…!とれて!」
鍵を伽の鍵穴に差し込む。
ーカチャン
伽が外れる。
「…!」
まさか、本当に取れると思っていなかったので、少し喜ぶ。
でも、油断は出来ない。
叶多が戻ってきてしまうかもしれないからだ。
「急げ、急げ…!」
鉄でできた扉を開ける。
(やった、やった!)
「どこ行くの…瑠璃?」
足が、止まる。
「え…?」
扉の前で待っていたのは、叶多だった。
「ぁ…あ、」
怖くて動けなくなる。
「はぁ、せっかく優しくヤってあげようと思ったのに…残念。酷くされるのが、そんなに好きなんだね?瑠璃。いいよ、お仕置きしてあげるよ。」
そう言って僕の腕をがっしり掴む。
そのままズリズリと部屋の中に戻されてしまい、また、手と足に伽を付けられる。
「どんなお仕置きがいい?」
叶多は僕をベッドに押し倒して聞いてくる。
「まあ、いいや。」
そう言うと、叶多は蓮を読んだ。
「はい…」
扉越しに返事をする。
「玩具持ってきて。」
「承知しました。」
蓮は短く返事をして去っていく。
「なにしようとしてたの?まさか、逃げられるとでも思った?」
優しく微笑む叶多の顔は今の瑠璃にとって恐怖の対象でしかなかった。
でも、叶多は同時に悲しそうに、苦しそうに顔を歪めていた。
トントン
「持って参りました。置いておきます。では、失礼します。」
ここから地獄が始まる。
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