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希望の石2つ
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「では、改めて自己紹介してくれ」
朝会を終えて教室に戻ると先生が「転校生がこのクラスに来るからな」と言った。
ーガチャ
2人の美青年が入ってくる。
「改めて、伊勢優雅です。宜しく」
「僕も、改めて宜しくねー!本城要だよー!」
さっきのように、クールにあいさつする優雅と元気にあいさつする要。
「では、席は…北條と篠崎の隣でいいか」
と、こちらに振ってくる。
叶多は「はぁ、」と面倒くさそうにため息をつく。
(あまり気は向かないかな…?)
そんなことを思っていると、2人がもう席についていた。
僕の隣に伊勢優雅くん。
叶多の隣に本城要くんだった。
要くんは、叶多に挨拶しているが優雅くんの方は無言で少し怖いな…と思ってしまっていた。
そんな考えを読んだかのように伊勢は
「…よろしく。名前は?」
と言う。
いきなり話しかけられて驚いて「はい?!」と裏返った声が出る。
伊勢はその声を聞いてくすくすと笑う。
(は、恥ずかしい…)
顔が熱くなる。
「あぁ、笑ってごめんな。で、名前は?」
とまた、真顔に戻って聞いてくる。
「えっと、篠崎瑠璃です。宜しくお願いします」
少し頭を下げる。
「あぁ、よろしく。」
少し笑顔を見せる伊勢。
(凄い綺麗な顔)
少しドキッとしてしまった。
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