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「俺、小学校の時この目が原因でイジメにあっていたので、眼帯を付けるようになったんです
家ではもちろん外していますが」
「そうだったんだ…」
「右目はちゃんと見えてるのか?」
と先輩に訊かれた
「はい、視力はちゃんとありますよ」
俺はそろそろいいだろうと思い眼帯をまた付ける
「俺はお前のこと気持ち悪いなんて思わないけどな」
と先輩は言った
「そうですか」
「俺も気持ち悪いなんて思わないよ」
「…そうですか」
「そういえば」と言って先輩は話題を変えてくれた
「蓮、ピアスつけてるんだな」
「はい、この前開けて今日付けてきました」
「そのデザインかっこいいね」
「ですよね、買ってもらったんです」
と昨日のことを思い出す
「へぇ〜、誰から?」
「…好きな人からです」
「「何?!!」」
2人は前のめりになって訊いてきた
「蓮!お前っす、好きな人居るのかよ!」
「え?!、だ、誰?!」
2人は何故か慌てていた
「俺にも好きな人はいますよ」
「ど、どんな人?」
「んー、背が高くて優しくて懐が深い人です」
「「へ、へぇそうなんだ…」」
「もしかして、送迎してる人?」
「違います…あの人は部下の人です」
「「部下?!」」
「…はい」
2人とも訳がわからないと頭を抱えていた
「あ、そろそろ昼休みが終わるので失礼します」
俺は2人を置き去りにして教室に戻った
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