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「電話…なんかあったのか?」
龍哉さんが電話を終えた俺に訊いてきた
「あ、えっと…休んだから学校のプリント渡しに来ると言ってました」
「そうか…あ、でも住所そいつは知ってんのか?」
「担任から聞いたそうですけど…たぶん前の住所だと思います」
「…連絡しなくていいのか?」
「いいです…俺が会いに行きますから、それに家覚えられて来られても迷惑ですし…」
「…そうか、でも俺も付き添うけどいいか?」
「付いて来てくれるんですか?…嬉しいです」
正直今は学校の奴らに1人で会いたくなかったから龍哉さんも来てくれることに安心した
「そう言えば、蓮。お前ピアスの穴まだ開けたいって言ってたよな?」
「あ…忘れてました、でも開けたいです」
「今から京介呼ぶから待ってろ」
そう言って龍哉さんは電話をかけた
数分すると京介さんが来た
「ヤッホー蓮くん」
京介さんはいつものゆったりとした口調で声をかけてきた
「こんにちは」
「今日学校ないの?」
「…今日は学校行きたくなくて休むことにしました」
「…まぁ、そんな事もあるよね〜」
俺の様子を見て何かを察したらしい
「京介さん、あの…ピアスの穴をまた開けて欲しいです」
「わかった〜、この前は左だけ開けたんだよね?」
「はい…今回は右に一個と左にもう一個開けて欲しいです」
「了解〜…じゃあ、消毒するね」
と言って京介さんは耳を消毒し、ピアッサーを耳に当てた
ガチャンッ…
耳が熱くなった
「はい次右耳ね」
消毒をしてまたガチャンッと穴を開けた
「針はそのままね」
と京介さんは言ってピアッサーを片付けた
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