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学校へ着き、思い出す
司のことを
ちゃんと謝らないと…
そんなことを思いながら教室へと入った
入ると先程までうるさかった声が止み、クラスメイトの視線が一気にこちらに向く
「…」
それに驚いて一瞬だけ立ち止まったが、気にせず自分の席まで歩いた
その間じっと見られてる気はした
まぁ、どうでもいいが
席について軽く蛍さんと話してる間も周りは俺を見てヒソヒソと話してる
俺の片目のことの話だろうか?
別にそれは変えられない事実なのだから何言われてもしょうがないが、気分は悪い
俺は席を立ち教室を出た
蛍さんは俺の後をついて来た
「どうしたの?、やっぱり居づらい?」
「まぁ、はい」
「蓮くんはそういうの気にしないタイプかと思った」
「いや、気にしませんが…HRまで時間ありますし、その間あの視線を浴びるのはキツイなと思いまして…」
「まぁ、そうだよね…」
少しだけ、不安になっただけ…
俺は人気のない階段の踊り場まで行って
蛍さんにくっ付いた
「よしよし、怖かったの?」
と言って俺を抱きしめて頭を撫でる
「いえ、少しだけ不安になっただけです」
「そっか」
蛍さんは龍哉さんの次に安心できる人…
「後3分だけ、このままでいさせて下さい」
「いいよ、何分でも。蓮くんの不安なくなるまで付き合うから」
「はい」
こうやって俺は優しい蛍さんに甘えてしまうのだ
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