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バイトへと出掛ける
店長は俺の顔を見て少し驚く
「咲夜くん?どうしたの口元の傷…」
「え?」
俺は口元に触る
全くわからない
「誰かに殴られたの?」
…殴られた?
誰に…
昨日のことを思い出す
そう、俺は昨日バイトがなかったため、喧嘩をしたのだ
それで、一発だけ頬に殴れたのだった
「あぁ、ちょっと転んで口切れました」
と淡々と嘘をつく
「あぁ、そうなんだ…気をつけてね?」
俺はどうやら痛みに鈍いらしい
今度から気をつけよう…と思い仕事着に着替える
カラン…と入口のベルが鳴り
今日も仕事が始まる
「いらっしゃいませ。」
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