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黒咲が出て行ったあと
俺は部下に黒咲蓮について調べろと命じた
資料に目を通す、
黒咲 蓮 (17)
高2
母子家庭
虐待の疑いあり
小学では右目が原因でイジメにあう
中学からは眼帯をつけてる
とあった
17歳だと!?あの容姿で…
と俺は驚きすぐに保護しなければと黒咲を探す
すると公園のベンチで横になっている黒咲を見つけた
俺が近づこうとするとすぐに起き上がり俺を見た
「なんだ、寝てたんじゃなかったのか」
「お前を保護する」
と言って黒咲を再びマンションへと引き戻した
「お前、17だったんだな…」
「それは店長に言わないでください…」
「お前はバイト辞めろ…未成年が働く場所ではない」
俺は静かにそう言った
「嫌だ、バイトしないと生活が苦しい…」
「母親は何をしてるんだ?」
「毎晩酒飲んで男と寝てる…そういった仕事をしてる」
「そうじゃねぇ、俺が訊いてんのは母親は金を家に入れてねぇのか?って訊いてんだよ」
「…金はいつも仕事に行く前に1ヶ月分置いて行く」
「幾らだ?」
「3万」
「…家賃は母親が支払ってんのか?」
「そうだけど…光熱費や水道代は俺が払ってる」
「足りねえだろ」
「少しずつ金が減らされて今は苦しい…だからバイトしてる」
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