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『喧嘩しちゃダメだよ』
俺の中でそれがずっと頭の中に響いていた
愛情…
やはり、よくわからない
俺は一緒に相澤さんと夕飯を食べた
「ごちそうさまでした」
俺はまたご飯を残してしまった、
ご飯は『美味しい』と思う
人は1日3食も食べることを俺は今朝知った
だから、あまり食べてこなかった俺にはちょっとキツイ
なんか、悪いことをしてるだろうかと
今まで思わなかった感情が生まれた
「相澤さん、悪いことをしてるっていう感覚を何て言うの?」
俺から相澤さんにこう言った質問をするのは初めてだから相澤さんは驚いた顔をした
「それは、たぶん『罪悪感』ってヤツだな」
「罪悪感…」
「相澤さん、俺今罪悪感を感じてる」
「…プッ…クククッ…」
と笑う相澤さんに俺は首を傾げ
何か変なこと言ったけ?と思った
「いいよ、ご飯は少しずつ食べていけるようにしような」
と言って俺の頭を撫でた
なんだろ、変な感じ
「相澤さんは俺が喧嘩すると悲しい?」
「あぁ、もちろん悲しい。」
「じゃあ、辞める」
「そうしとけ」
悲しいの意味はなんとなくわかるから
相澤さんを悲しませないようにしようと思った
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