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相澤龍哉side
蓮と俺はソファに座ってすぐ
「龍哉さん…俺、もう不安になったり寂しい思いするの疲れました」
と蓮が言った
「…どういう意味だ?」
「もう、俺を1人にしないでください…ひとりにされる方が辛いんです」
蓮のまっすぐな思いを聞き、今まで俺は何をしていたんだろうと思った
「だから、俺は…相澤組の一員として働きます」
「…は?」
予想していなかった言葉に驚く
「龍哉さんは、俺を守ろうとしてるのはわかります
でも、それじゃあ俺が辛いんです」
俺がしてきたことは、蓮の為じゃなく俺のためだったってことだ
「…俺のしてることはただのエゴだったってことか」
「もっと俺を見てください…龍哉さんがいないと俺ダメなんです」
とまっすぐに俺を見つめ、蓮は泣きそうな顔をした
「悪かった…
お前を危険な目に合わせたくなかった…それだけなんだ」
「俺も龍哉さんと同じ場所に立っていたいです」
「…わかった、蓮を入れるように幹部に話す」
「ありがとうございます…」
俺は蓮を引き寄せ抱きしめた
この事は何度も旭に言われていた事だ
俺はちゃんと蓮のことを考えてあげてなかったのか…
俺は旭に電話した
『もしもし…どうした?』
「蓮のことで話がある…明日本家に幹部を呼べ」
『な、何かあったのか?』
「旭が前に言ってた蓮を組に入れる件だ」
『蓮は入るって言ったのか?』
「あぁ、高坂組の件で自分も入りたいとのことだった」
『もちろん、下っ端じゃなく、幹部として迎えるんだろ?』
「あぁ、そのつもりだ」
『わかった、収集をかけて置く』
「頼んだ」
俺は電話を切り、蓮を抱き寄せキスをした
相澤龍哉side終わり
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