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あ、龍哉さんに連絡しなきゃっ
俺はスマホを取り出しメールを打った
『わかった、6時半には帰ってこいよ』
と返信が来たから『わかりました』と返しておいた
俺らはカラオケ店に入った
…初めて来た
「どうしたの?蓮くん…もしかして、こういうの初めて?」
とニヤニヤしながら一ノ瀬が声をかけてきた
「…初めてです」
「え?!ま、マジで?」
俺が本当に初めてだと思ってなかったようで驚いていた
「それなら、蓮くんは楽しむだけでいいよ!」
そう言って俺たちは決められた部屋へと向かった
「蓮、飲み物何がいい?コーラか?」
先輩が飲み物を訊いてきた
「あ、じゃあそれで」
先輩はみんなの飲み物を注文した
「じゃあ、一発目は俺が歌う!」
と言って司はマイクを持ち曲を入れた
「♪〜♪〜!」
上手い…
あまり知らない曲でも上手いのがわかる
「おまっ!上手いなぁ!!」
先輩は司の背中をバシバシと叩いた
「次は俺!」
そう言って一ノ瀬が立ち上がった
一ノ瀬もなかなか歌が上手いと思った
チャラい人は器用なのか?
「どう?俺の歌声!蓮くん惚れた?」
「何言ってんですか…でも、まぁ上手いですね」
「でしょー?」
とニコニコとしてる
「よし!俺の出番だなっ!」
近藤先輩が立ち上がりマイク取り歌った
先輩の歌は…何というか、うん…
「ヘッヘッヘ…どうだ?蓮、俺の歌はっ!」
と自慢げに俺に訊いてくる
「あ、はい…まぁ、いいですね」
「だろ?」
と得意げに座った
言えない…こんなにドヤ顔をしてる先輩にあまり上手くなかったなんて言えない
「先輩…あまり上手くないですね」
ど直球に一ノ瀬が言った
「何だと!」
「いや、マジで!」
「よし!それじゃあ点数で勝負だ!」
「いいでしょう!やりますか!」
と2人は盛り上がっていた
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