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俺は自己嫌悪から抜け出し いつもの落ち着きを取り戻した
龍哉さんの膝の上に座り抱き合う形で俺たちはソファに座っていた
龍哉さんは俺が落ち着いたことに気付き、声を掛けてくれた
「蓮、そろそろ飯食うか…何も食べてないだろ?」
「はい…」
俺たちは遅めの朝食を摂りゆっくりとしていた
すると俺のスマホが鳴った
メールだ
一ノ瀬からメールが来ていた
『蓮くん!また休んだの?!具合悪いの?蓮くん家に見舞い行こうか?』
いや、来なくていい…と言うか家知らないだろ…
と思っていると一ノ瀬から電話がかかって来た
龍哉さんを見ると「出てやれ」と言われたので出る
『もしもし〜、蓮くん?』
「…もしもし」
『あ"っ!電話に出たー!ちょっと何で今日休んだの?』
「…それはちょっと体調が悪くて…」
『ふーん…そんなに体調が悪いんだったら俺、看病してあげるけど?』
「いや、いい」
『またまたー、でもプリント渡すために今日家に行くけどね』
「え"っ!?」
『3時に蓮くん家に行くね〜』
「えっ、家知ってるの?」
『蓮くんの担任から聞いた』
それ多分…前の住所のやつかも…
「そう…」
『そう言うことだからよろしくね』
と言って一ノ瀬は電話を切った
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