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京介さんが帰って、あっという間に3時になった
「蓮、そろそろ行くぞ」
「はい」
俺たちは俺が前母親と住んでいたアパートへと向かった
車から降り、龍哉さんと一ノ瀬を待った
「あ、蓮くん!…と誰?」
「あ、蓮だ……ん?誰だ?」
「…」
一ノ瀬だけだと思ったら、近藤先輩と司が一緒に来た
まさか3人で来るとは思わず、俺は龍哉さんの影に隠れた
「龍哉さん…やっぱり嫌です…司もいる」
「俺がいるから、大丈夫」
と俺の頭を撫で、俺はまた前に出た
少しだけの我慢…
「いつも通りに接する」と頭の中で唱えた
「みなさん、わざわざありがとうございます」
「蓮くん具合の方は大丈夫なの?」
「あ、はい…明日は学校に行けるんで大丈夫です」
「蓮がいないとつまんないからな、絶対来いよ?」
と一ノ瀬と近藤先輩が声をかけた
「蓮…あの人は誰?」
と司が口を開いた
司はニコニコしてるけどなんだか怖く感じた
「えっと、龍哉さんは俺の…」
と、俺は振り返り龍哉さんを見た
「どうも、はじめまして。相澤龍哉と言います…蓮がいつもお世話になってます」
と龍哉さんが礼儀正しく挨拶をした
「あっ、どうも」
龍哉さんが礼儀正しく挨拶をするもんだから3人も慌ててお辞儀をした
「俺は蓮の保護者です」
と龍哉さんは説明した
その言葉に少しモヤっとしたが気にせず話した
「俺が心配で一緒に来てくれたんです」
「あ、そう言うことね」
と一ノ瀬と近藤先輩は納得した
司はずっと俺を見つめて、たまに龍哉さんを見るから
また嫌な感じがして後ずさりをしそうになる
「まぁ、蓮が思いの外元気でよかった…明日学校で待ってるからな」
と近藤先輩が言った後
三人は帰って行った
俺はずっと息苦しい感じがしていたから3人が帰ってやっと呼吸ができたと感じた
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