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俺たちは食堂を出て、教室に戻った
まだ昼休み中ということもあり、教室には誰もいなかった
「あれ?まだ誰も居ないね〜」
「本当だ…今日は天気がいいから外で食べてんのか?」
と一ノ瀬と近藤先輩が言った
司は何処かへと行った
俺は椅子に座る蛍さんに近づき、蛍さんの膝の上に座るとそのまま抱きついた
「「なっ!?ちょっ!!っはぁ?!」」
と、うるさい2人なんて今の俺にはどうでもよくてもっと安心感が欲しかった
蛍さんは何も言わずに俺を包み込み頭をポンポンと撫でた
あぁ、やっぱり知ってる人が近くにいるといいな
と、ひとり安心してそんなことを考えていた
「れ、蓮くん?…どうしたの?」
と、俺の様子がおかしいと思った一ノ瀬が俺の顔を覗いて訊いてきた
プイッと俺は顔を背け顔を蛍さんの肩に埋めた
「…龍哉さん…」
今見たいのは一ノ瀬たちの顔じゃない…
俺はまたギュッと蛍さんに顔を埋めくっついた
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