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「ただいま」
「蓮、おかえり」
「若、お勤めご苦労様ですっ…失礼しますっ」
俺たちは家に着き、蛍さんも今日の報告のため家に寄った
早速2人は話し合うみたいだから俺は着替えをしに寝室へと向かった
「制服暑い…」
俺は、Tシャツに7部丈のスウェットに着替え、リビングへと戻った
「蓮、こっちに来い」
と龍哉さんはいつもより声を低くして俺を呼んだ
…
「何ですか?」
「学校で無茶しすぎだ」
「?…別に無茶なんて…」
「少し、自暴自棄になってるんじゃないか?」
「はぁ?…何の話ですか?」
「三階から飛び降りたんだろ?」
「…あっ、…それは無茶してるうちに入りません」
「いや、周りが無茶してると思ったら無茶してるんだよ」
「何ですかそれ、意味がわかりません」
「他に言うことがあるだろ?」
「え?…だって、蛍さんは謝ったし…」
「海堂には言えて、俺には言えないのか?」
「…何で龍哉さんにも謝らないといけないんですか?」
「…お前、それ本気で言ってんのか?」
と低い声を出して、龍哉さんはジリジリと詰め寄った
「蓮くん!謝ろう?!ねっ?」
と蛍さんも必死に俺に言ってくる
…意味がわからない
龍哉さんには迷惑かけてないし、
三階から飛び降りたけど怪我なんてしてないし、
何でそんなに怒っているのかわからない
「俺にはわかりません…」
と言って俺はこの空間に居たくなくて龍哉さんから離れる
「おい蓮っ!話はまだ終わってないぞっ」
…もう面倒臭い
どうでもいい
龍哉さんが腕をつかもうとしたのでそれをヒョイと避け
ベランダから外に出た
「おい!蓮っ!!」
龍哉さんはリビングのところから俺を見下ろし叫んだ
俺はヒョイヒョイと下へ飛び移り地面に着地し、目的もなく走った
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