アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
212
-
勝手に司のことを悪いやつだと思っていたけど、本当に悪いのは俺の方だった
自分が嫌いだ…弱いくせに平気で人を傷つけて
好かれるはずがない…
俺は空き地に入り壁際に座り込んだ
壁にもたれ目を閉じた
「ん!…れ…ん!…おいっ蓮!!」
「ん…っ…」
「蓮!」
ギュッと温かいものに包まれた
この匂い…龍哉さんだ
「たつや…さん?」
「こんなところにまで来て何やってんだよっ!」
「…ごめんなさい…」
「何で、Tシャツ着てないんだよ」
「あ…それは…」
「ん?お前…首筋のところどうした?」
「っ!…いや、何でもないです」
と、直ぐに手で隠した
「何でもないわけないだろ…話は家に帰ってからだ」
龍哉さんは俺に上着を着せ車に乗せ家に帰った
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
212 / 443