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昨日龍哉さんは俺が体調崩したせいで仕事を一切して居なかった…
だから今日居ないのはしょうがないことなんだろうけど寂しい…
俺は京介さんから貰ったうさぎをギュ〜ッと抱き締め部屋の隅っこに座って居た
うさぎで寂しさを紛らわすが寂しいものは寂しい
「蓮くん…こっちにおいで?」
「そうだよ、そんなところよりもこっちの方がいいよ?」
と2人は気にかけてくれるが、俺はそんな2人よりも龍哉さんに会いたくて仕方がなかった
俺がいつまでも隅っこにいるから幸助さんが俺の脇に手を入れ抱き上げソファーに移らせた
「龍哉さんは…いつ帰ってきますか?」
俺は幸助さんを見上げて言った
「うーん…そうだね…夕方には帰ってくるって言ってたよ?」
と困ったように笑いそう言った
「それより、蓮くんは熱があるんだから…」
「そうだよ?体辛いんでしょ?」
「…」
…何か嫌だ
体辛いけど、龍哉さんが居ないことが嫌だ
胸がギュッと締め付けられ苦しい
泣きたくなる
床にポタッポタッと水が垂れる
「え?!、れ、蓮君?!」
「ぅっ…っぅぁ…っ…ぁぁっ」
「蓮くん泣かないで!!」
慌てる2人を余所に俺はいっぱいいっぱいで涙が溢れる
「ぅっ…っ …ヒュッ…ハァッ…ッ!」
と呼吸がおかしくなり、より苦しくなる
「れ、蓮くん!ッ」
あれ?おかしい…
呼吸がうまく出来ない…
目眩がする
俺は床に膝をつき、うずくまって整わない呼吸に焦る
「蓮君ゆっくり呼吸して!」
幸助さんが指示をするがうまく出来なくてどんどん酷くなる
視界が暗くなり
俺は意識を失った
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