アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
229
-
マンションの地下の駐車場に行けばすぐに龍哉さんに会えると思った
「ハァ………ハァ………」
対して動いてないが、息が少し上がる
外は地下と言っても暑く
汗が垂れた
駐車場の壁に背をつけて座り待つ
車の気配が全くしないので俺は道路の方へと移動した
「っ…!」
外は地下よりも暑く、そして眩しい
マンション付近をうろちょろと歩きそれらしい車を探す
すると後ろから何者かに腕を掴まれた
「?」
振り返る
「蓮くんっ!勝手にでちゃダメでしょ?!」
と焦った顔の蛍さんと幸助さんがいた
「ほら、外暑いから中で若を待とう?」
もう片方の腕を掴まれ、引かれる
「嫌っ…龍哉さんに会いたいっ…」
「蓮っ!いい加減にしろっ!
また熱が上がったらどうすんだよっ」
と初めて蛍さんが俺の名前を呼び捨てして怒った
「会いたいのはわかるけど、もう少し我慢しよう?」
と元の口調に戻り優しく笑い
「ほらっ、体辛いんでしょ?戻ろう」
と言って、俺の前で屈んだ
「…」
確かに体は辛い、暑さと熱で足がふらつく
「俺先に戻っておくな」
と幸助さんは先に戻って行った
「蓮くんほら、暑いし、顔色も悪くなって来たから、ね?」
と手を広げる
確かにこのまま外にいるのも限界っぽかったから
俺はフラつく足で蛍さんに近づき抱っこしてもらう
「よしっ!蓮くん確保〜っ!」
と言って蛍さんと俺は部屋へと戻った
「…」
「ゴメンね?怒っちゃって」
俺がずっと黙ったままだから蛍さんが謝って来た
「…ごめんなさい、勝手に出てって」
俺はギュッと蛍さんの首に顔を埋めた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
229 / 443