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海堂 蛍side
気付けば蓮くんがいなくなっていた
食堂を出る時は一緒だったのに…
焦る、蓮くんに何か起きているかもしれない!
そして、内藤司がいないことに気づく
クソッ!
やってしまった
俺は急いで蓮くんを探しに走った
「おい!海堂、どうしたんだよ?」
近藤が俺の異変に気付いた
「蓮くんが居なくなってる!」
「はぁ?トイレとかだろ?」
「違う!内藤も居ない、蓮くんが危ない!」
「はぁ?どういうことだよ!」
「司は確かに危ないって俺も思ってた、探そう!」
と近藤と一ノ瀬も一緒に蓮くんを探す
「蓮くん!」
「れーん!」
「れんくん!」
3人がバラバラに探すが見当たらない
残すは3回の空き教室のみとなった
階段を駆け上がると声が聞こえた
「嫌っ!やだ!」
蓮くんの声だ
「「蓮くん!」」
「蓮!」
バンッと思い切り扉を開ける
そこには脱がされている蓮くんの姿と蓮くんに覆いかぶさっている内藤が居た
蓮くんは涙を貯めていた
それに俺はブチギレた
近藤が内藤に殴りかかっていたが、俺が先に重い一発を与えた
そして蓮くんを抱きしめた
「蓮くん、ごめん!俺、護衛失格だ…怖かったよね?もう大丈夫だから!」
蓮くんは不安の顔から安心した顔になり
溜まっていた涙が一気にあふれた
「っ、…ぅっ…うぅっ…ぅぁっ…」
そしてガクンッと力が入らなくなった
「蓮くん?…うわっ、すごい熱…取り敢えずコレ羽織って」
とパーカーを羽織らせた
そして乱れた格好を元に戻す
近藤と一ノ瀬はボコボコに内藤を殴り蹴っていた
俺は先生を呼んで事情を説明した
内藤は先生に渡した
蓮くんは意識が朦朧としているようだ
そんな蓮くんを俺は背負いマンションに連れて帰った
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