アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
243
-
相澤龍哉side
蓮が司に襲われたと海堂は蓮を背負いながら報告してきた
蓮は熱が出てグッタリと海堂にもたれていた
蓮を受けとりベッドに寝かせる
顔も右ほほが腫れていて、殴られたのだとわかった
苛立つ
蓮のこんな姿は二度と見たくないなと思いながら
海堂にその後のことを聞いた
海堂曰く、蓮の友達が司のことをボコボコにして先生に明け渡したらしい
蓮はいい友達を持っていたことに安心しつつ、司をどうしてやろうかと考えた
蓮は襲われたが、脱がされていたところ海堂たちが発見したから未遂で終わっているが、首ものに濃く司のであろう跡が残されていた
ムカつく…
襲われて、無理やりとはいえ、跡をつけられていることに腹が立った
蓮を制服から部屋着へと着替えを済ませる
一向に目を覚まさない蓮に不安に思いつつずっと側で蓮を見守った
・
・
・
小一時間が過ぎ、蓮に異変を感じた
眉間にしわを寄せ、苦しそうだ
「蓮?…大丈夫か?」
どうやら魘されているようだ
「蓮!…蓮しっかりしろ!」
俺の声にパッと目を開けた
「おい、大丈夫か?…魘されてたぞ?」
と声をかけると蓮は俺を見つめた後
「ハッ…ヒュッ…ハァッ…ハァッハァッ…ゲホッ」
と、過呼吸を起こした
「蓮、落ち着け…ゆっくり呼吸しろ!」
「ハァッ!…ヒュッ…ゼェ…ゼェ…」
背中をさすりながら声をかける
「嫌っ!…ヒュッ…ゼェ…ゼェ」
と拒まれ、ベッドを離れ風呂場へと蓮は向かって行った
そんな蓮が心配でついていくと
近くにあるカミソリで思いっきり腕を切って水で流した
「蓮!!、何やってるんだ!」
ドクドクと流れる血を見ながら
「俺、…ハァッ…龍哉さんに、ハァッ…嫌われる、くらいなら、ヒュッ…死んだって、いい…ゼェ…ゼェ」
そう言った
「やめろ!」
俺は水を止め、近くのタオルで俺の腕を止血した
蓮を嫌うはずがないだろう
蓮は今何に怯えてるんだ?
「勝手に暴走するな…嫌いになんかなるわけねぇだろ?」
安心させたくて俺は蓮を抱きしめた
「ハァッ…俺、…ゼェ汚ない…触らないで…ゼェ」
と呼吸が整わないまま力が入らない手で俺の胸を押す
顔色も青くなり貧血を起こしているようだった
「蓮は汚くねぇよ…頼むからそんなこと言うな」
蓮の言葉にショックを受ける
司に襲われたことでかなり精神的にきてるようだった
蓮の不安を全部取り払ってやりたい
蓮は過呼吸と貧血のショックでまた気を失った
相澤龍哉side終わり
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
243 / 443