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目を覚ましたら、見慣れない天井が真っ先に目に入った
どこ?
すると部屋に誰か入ってきた
「あ、蓮くん…おはよう、気分はどう?」
と京介さんが居た
「ここ、どこ?」
「ここはね、僕の診療室かな」
なぜ俺はここにいるのかがわからなかった
やっぱり、俺の事嫌いになって、面倒臭いから京介さんに押し付けたんだ…
目の前がモノクロになっていく
腕をチラッと見ると包帯でぐるぐる巻きにされていた
俺の視線に気づいたのか京介さんは口を開いた
「蓮くん、どうして腕切ったの?」
「…なんか、もう嫌になって」
「……結構深くてね、血が止まらなくて、蓮くん貧血で危ない状態だったし、だから十分な治療ができるここに連れてきてもらったんだよ?」
「…」
理解できない…
俺なんか面倒臭いから危なくてもほっとけばいいのに…
「それに、熱も結構あってね…運ばれた時の蓮くん見たときはショックが大きかったな」
京介さんは「だから」と続けて
「もう絶対にリストカットはやめてね?」
と言った
俺がどうなろうと京介さんには関係ない事で、そこまで必死に言う意味がわからなかった
「蓮くん熱出して脱水も起こしていたから今点滴打ってるけど…顔色的にも、もう一本打つからまだ帰れないけどここに居てね?」
と京介さんに言われたのでとりあえず
「はい」
と答えておいた
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