アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
263
-
蛍さんにくっついてしばらくするとウトウトと眠くなってきた
目をつぶろうかな…と思っていると
「黒咲ぃいい!!先輩!!!」
と大声と勢いよくこちらに向かってくる人がいた
佐々木翔太だ
俺は驚いてビクッと体を揺らし
蛍さんにしがみついた
「いやっ」
「先輩見つけましたよっ!なんで来ないんですかっ!」
ぐいっと肩を掴まれ振り向かされる
「やっ…蛍さんっ…」
手を伸ばし助けを求める
すると蛍さんは俺を引き寄せ佐々木を見た
「何?蓮くん今寝ようとしてたんだけど…そんなに大事な事なわけ?行きたくないから行かないのわかんないの?」
と冷たく佐々木に言った
「っ……すいませんでした…でも、あの写真黒咲先輩ですよね?」
「…そうだけど」
俺は蛍さんに顔を埋めてそう応えた
「やっぱり…黒兎は黒咲さんだったんだ…」
「ん?ちょっと待って…蓮くん?俺聞いてないよ?なんで佐々木がそれ知ってんの?」
「いや…それは、手紙に写真が入ってて…」
「手紙?!…聞いてないよ?」
「ん…言ってない…」
「おい言えよ…」
と声が低くなった
こっちの方が素だろうな
と思いつつ、「ごめんなさい」と応えた
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
263 / 443