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「なるほど、そういう事ね」
と事の経緯を説明した
「で、お前の目的は何?蓮くんを呼び出して何するつもりだったの?」
「…いや、…弟子にして欲しくて…」
『はぁ?』
俺は思わず振り返ってしまった
「何言ってんのお前?」
「いいじゃないですか…強くなりたいって思ったって」
と少し口を尖らせる恥かしそうに言った
「言っとくけど…蓮くんは本当に強いよ?それに蓮くんは特訓して強くなったわけじゃないから」
「…そうなんですか?」
と二人が俺を見るから俺は蛍さんの上から退けて二人に向き直った
「まぁ、…暇つぶしで始めてやめられなくなった感じだから…」
「『黒兎』でわかると思うけど、負けなしだからな…それに今は喧嘩してないけど蓮くんが本気出したら人殺すレベルだから」
「っ!…」
蛍さんがそう言うと佐々木って奴は顔を青くして固まった
「蛍さん…そこまでじゃないですよ?」
「いやいや…半殺しにしたことあるでしょ?」
「そうだっけ?…覚えてないや…」
半殺し?…殴ってだんだん楽しくなって記憶がないって事はあるけど…その事?
血の海にした事?
どれも終わってからの記憶ばかりでよくわからない
「とりあえず、そう言う事だから蓮くんに喧嘩教わるのはやめた方がいい…それに喧嘩したって何にもならないから」
と正当な意見を言った
ヤクザで説得力ないけど…
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