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「若、旭さんも佐々木探しに協力するそうです…6時に来ると言ってました」
幸助さんは電話を終え戻って来た
「わかった。」
すると龍哉さんのスマホに電話がかかってきた
「海堂か…どうだった?居たか?」
『学校に来てないようです…それに昨日、蓮くんのことを聞きに来たってクラスの奴が言ってましたし、佐々木は午後の授業から居なかったという事だったので間違い無いです』
「そうか、わかった…会議をするから戻ってこい」
『わかりました』
ブチッ
電話を切った音が聞こえたので終わったのだと気づく
「よし、ある程度話が進んだから…1時になったし飯にするか。…蓮、食べれそうか?」
(はい)
俺は急に甘えたくなって龍哉さんにくっついた
「ん?どうした蓮?」
「…」
「熱いな…蓮、熱計れ」
と引き剥がされてしまった
ガーン…
熱あるのにくっついて龍哉さん暑苦しかっただろう…
一気に寂しくなって部屋からウサギを持って来て抱きしめた
「こら、うさぎ抱くんじゃなくて熱を計れ」
うさぎを取られてしまった
仕方なく熱を計り龍哉さんに見せる
「38.9部か…蓮熱上がったから寝てろ。飯できたら呼ぶから…あとこれ貼っとけ」
と冷えピタを差し出された
一部始終見ていた幸助さんが
「蓮くん寝ようね」
と優しく声をかけて来たので幸助さんに抱きつき手を引いて寝室まで連れてった
「ちょっ、蓮君?!」
「おい、蓮っ」
少し焦った龍哉さんだったが俺は知らない
怒ろうと何しようと俺だって怒ってる
(寝る)
タオルケットを頭まで被り幸助さんを引きづりこみふて寝をした
「ちょっと蓮君?…俺とじゃなくて若と一緒に寝よう?」
幸助さんは焦りながらそう言ったが俺は聞く耳を持たず寝たふりをした
「蓮、お前何やってるかわかってんのか?」
と低い声が聞こえたが龍哉さんを睨み幸助さんに抱きついて目を閉じた
「本気で怒られたくなかったら佐野から離れろ、蓮っ!」
もう怒ってんじゃん…
俺は幸助さんをベッドから降りてもらってまたタオルケットを頭まで被った
そして、そのまま目を閉じて寝た
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