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どこからか龍哉さんのぬくもりを感じた
それがスッと離れてしまう
やだ…行かないで
「…」
「あ、蓮君…気分はどう?気持ち悪くない?」
目を開けると目の前には幸助さんが居た
「ん?蓮くん目を覚ました?」
奥から京介さんが出てきた
「んー、まだボーってしてるみたいだけど、顔色も良くなったし…もう一本点滴打っておこうか」
先程まで龍哉さんがここにいたような気がしたが、やはり気のせいだったのだろうか
勝手にぶっ倒れた俺の事など気にする事などするはずがないよな
あれは俺の欲だ
ついつい都合のいい夢を見てしまった
時計を見ると8時を過ぎていた
「蓮君ご飯食べよ?…また薬飲まないで辛い思いしたくないでしょ?」
したくない
俺は頷き
京介さんが作ったお粥を食べた
「全部たべれたね…点滴もちょうど終わったし、熱もだいぶ下がったみたいだから、もう帰れるよ」
「ありがとうございます」
と俺の代わりに幸助さんが言ってくれた
体も随分と楽になり帰ろうと準備をした
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