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「龍哉さんただいま」
「おお、蓮早かったな」
俺はリビングに着くとすぐにソファに座った
「若、報告があります」
「ん、何だ?」
「蓮くんの喧嘩している動画が学校中に広がっている恐れがあります。いや、それ以上の可能性もあるかもしれません」
「どういう事だ?」
「黒兎のファンが居るようで、黒兎のサイトまでできているようです…そこにその動画もあるようです」
「…そうか、その出所は誰なんだ?」
「どうやら、佐々木のようです」
「はぁ?」
「こちらがそのサイトのようです」
蛍さんはスマホで検索し画面を龍哉さんに見せてるようだった
「蓮、悪いがしばらくTVでも見とけ、俺らは話するから」
「わかりました…」
俺はぼーっとTVを眺め、疲れたので眼帯を外し
寝室へ行くと部屋着に着替え、お気に入りのウサギのぬいぐるみを抱え、またソファへと来た
すると、
「蓮、悪いが俺たち今から外に出るから、蓮はここで待ってろ…いいな?」
「え?…俺ひとり?」
「…すぐ帰るから、待てるな?」
「…はい」
一気に寂しくなった
でもすぐ帰ってくるから…と自分にいい聞かせて2人を見送った
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