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相澤龍哉side
蓮が意地を張ってなかなか帰ろうとしない
雨にうたれ顔色も悪くなっているのに
仕方ないから、蓮が望む展開まで持っていくしかなかった
「あぁ、そうかよ」
怒ったふりをしてひとり公園に蓮を残し帰ったふりをして蓮の様子を伺うとすぐに蓮は倒れた
すぐに駆けつけ、家まで運ぶ
すごい熱が出ていて、何故あそこまで頑固になっていたのかがよくわからなかった
ただ、蓮は俺を怒らせたかったみたいだ…実際、キレそうになっていた
ぐったりとしている様子から長い間あそこにいたことがわかる
あれは確実に俺が悪い、蓮に何言われても仕方がない
すぐに風呂場に行き服を脱がしタオルに包んで湯船に肩まで浸からせる頭からシャワーをかけて頭も温める
溺れないように俺も風呂に入り蓮の体を包む
少しして体が温まったところで風呂から上がり着替えを済ませ冷房を切った寝室に連れて行きタオルケットをかける
そして除湿機だけをかける
俺は蓮を包み込み蓮の隣に横になる
蓮は寝ながらも涙を流していた
先ほど公園で言っていたことは蓮の本音も入っているのだろう…
そして、辛くなってあんな行動に出たのかもしれない…
蓮が思っている以上に蓮は体が弱いはずなのに、あそこまで意地を張らせたのは間違いなく俺の日頃の行動だろうな
蓮を寂しくさせたり、不安にさせたりしてるのは俺だ
今、蓮は心理状態が不安定だ…俺が今一番そばにいなくてはならないんだ…
だるそうにぐったりと眠る蓮を見つめて守らなければと思った
相澤龍哉side終わり
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