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リハビリが始まった
ずっと固めていたためうまく歩けない
相澤さんはずっと俺のそばで見守り支えてくれた
「蓮、ゆっくりでいいから無理するな」
「…わかってる」
体を支えてもらい態勢を整える
またゆっくりと歩き始めた
「今日だけでも結構進みましたね」
とリハビリ終わった頃医者に言われた
「あと何回かやれば普通に歩けるようにならと思われますね」
と言って医者は去っていった
「よく頑張ったな、蓮」
と頭を撫でられた
何だか懐かしい
胸のあたりがほわっと暖かくなる感覚…この感覚知ってるけど、なんて言うのかわからない
「これ、何?」
「ん?何がだ?」
「ここ、ここが何だかほわほわする」
胸をさすり龍哉さんをみた
「…嬉しいのか?」
「嬉しい?」
「今俺に頭撫でられて蓮はたぶん嬉しいんだろ?」
「俺、嬉しいのか…」
「クッ、ククッ」
「?何で笑うの?」
「この会話前にもしたからな」
「前?」
「蓮と出会ってから一度この件をしたんだよ」
「…そうだったんだ…俺は、同じ反応をしたの?」
「まぁ、そうだな」
「…」
俺の知らない俺が存在するなんて変な感じだ
あの時の俺は何を思って相澤さんと接していたのだろうか…
でも、相澤さんといると俺の存在が許されているようで何だかすごく安心した
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