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無事に退院できるようになり帰宅した
といっても記憶がない俺にしては初めての場所に行くような感じだった
マンションにつき、相澤さんの後をついて行く
部屋に入ると辺りをキョロキョロとしてしまう
どこか懐かしい気もするが、本当にここに住んでいたのかという疑問もあった
「蓮、これ前に見舞いに来た京介がプレゼントしたものだ、以前の蓮はこれを気に入っていて寝るとき持ってた」
と言われて黒いうさぎのぬいぐるみを渡された
俺がこんなものを大切にしていたのか…
とりあえず受け取った
相澤さんはソファに座り俺を手招きして後ろから抱きつくように一緒に俺を座らせた
…何だこれ、何で俺にくっつくんだ?
親にこんなことされたときない…変な感じ
でも、嫌ではなく気分が高まるような感じがした
「蓮、疲れたろ?」
耳元で話されるとくすぐったくて心臓がうるさくなった
「んっ、疲れた…」
「寝ていいぞ」
「ココで?」
「ん」
そんなこと言われても、人前ではあまり寝た時がない
眠れないはずなのに、俺は眠くなって来てそのまま相澤さんにもたれ掛かって眠った
何だか前までの自分ではありえないことばかりで自分でも戸惑った
たぶん相澤さんと過ごすようになって変わったのだろう…
何で忘れてしまったのだろう…
まぁ、いいか
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