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『嫌だ…忘れたい』
『知らないままで良かった』
『辛い…』
誰?
誰かが訴えてる?
『いらない』
『愛なんて要らない』
『感情なんていらない』
泣いてるような悲痛な声が聞こえた
俺は何故か助けなきゃって思って
声のする方へ行くと
『うぅっ…っ…ぅぁっ…』
泣いてるのは…『俺』だった
信じたい気持ちと信じれなくなっている自分
愛されたい気持ちと愛されなかった記憶
『俺を捨てる気でしょ?…』
『あの母親と同じ…俺はいらない存在だから…』
弱い自分
『だったら、このまま何も知らないままがいい』
『傷つきたくない…』
ボロボロに傷ついた心
俺は自分を包み込み
「大丈夫…怖いことは何も起きないよ…」
と慰め、一つに溶け込むようなそんな感じがした
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