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「ねー、そろそろお腹空かない?」
時計を見るとお昼は既にすぎて2時を指していた
「そうだな…ここで一番近い店で美味いところはあるか?」
「あ、俺知ってる」
京介さんの案内でその店まで行った
イタリアン料理のお店らしい
俺はそこまでお腹空いてないし…お店で食べると量が多いし…デザートだけ食べようかな
昼時が過ぎていたため店自体は空いていた
「みんなサラダ食べるでしょ?」
「ああ」
「サラダと…ランチAセットにしようかな」
「俺はBセット」
「あ、ピザも食べたいね…1枚をみんなで分ける?」
「ああ」
「蓮くんは?」
「えっと…クレープシュゼットとオレンジジュース」
「デザートだけ?」
「ピザとサラダ分けるからいいだろ」
「わかった…じゃあ、注文するね」
京介さんに注文してもらい料理が届くのを待った
サラダが来て取り分けてもらった
一口食べる
美味しい
「蓮くん野菜ちゃんと食べれるんだね、偉いねー」
緑のものは食べれる
ただ、パプリカだけ食べられない
トマトは平気
このサラダの難点はパプリカが入ってる事だ
京介さんは彩りよくするためにこれのお皿にもパプリカを入れた
…どうしよう
取り敢えずパプリカ以外の野菜は全部食べた
「あれ?蓮くんパプリカ「お待たせいたしましたランチAセットとBセットになります」」
「ああ、ありがとうございます」
ちょうどいいタイミングでウェーターさんが来てくれたおかげで誤魔化せた
龍哉さんを見上げると俺の視線に気づいた
「どうした?」
俺は龍哉さんに耳打ちしてパプリカ食べられないと伝え代わりに食べてもらった
ピザも届きテーブルが食べ物でいっぱいになった
見てるだけで満足しそうな感じだった
ピザをふた切れ貰い食べる
これも美味しい…
チーズが伸びてチーズのCMみたいだと感じた
そして俺が頼んだクレープシュゼットとオレンジジュースが届いた
味は最高に美味しかった
「蓮くん、甘いもの食べてる時一番幸せそうな顔するよね…美味しいのがこっちまで伝わるというか…かわいい」
「一口食べます?」
「え?いいの?…あーん…うん!美味しい!…蓮くんと間接キスだからより美味しい!」
俺はまた一口食べると
「蓮…俺には?」
ドキッ
そんな少し甘えたような顔で見ないでほしい
「相澤甘いの苦手だろ?」
「蓮のならなんだっていいんだよ…それに今蓮が一口食べたから」
「ん?どういう事?」
「お前が一口食べた後俺が食べたらお前との間接キスになるだろ」
「あー、なるほどね」
俺は龍哉さんの口までスプーンを運び食べさせた
「ん、…美味いな」
か、かっこいい…
近くでその顔はずるい、心臓がもたない
「ちょっと、俺を置いてイチャイチャしないでよね」
終始和やかな雰囲気で食事を終えた
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