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目を覚ますと知らない天井
あ、そういえば引っ越ししたんだった
起きようと思い体を起こすと龍哉さんも寝ていた
「ん?…蓮、起きたか?」
「…うん」
龍哉さんは時計を見て起き上がった
「飯つくるからリビングで待ってろ」
そう言って俺の頭を撫で先に寝室を出た
俺は着替えようと思い部屋着に着替え直してリビングへ向かった
本でも読みながらソファに座り待った
「蓮…できたぞ」
テーブルに置かれ俺は椅子に座った
「昼飯あんまり食べてなかったから、蓮はいつもより少しだけ多めにしておいたからな」
「…わかった」
『いただきます』
なんとか出されたぶんは食べきった
「偉いな、残さず食べて」
「美味しかったから…食べれた」
「本当に可愛いやつだな…」
龍哉さんはクシャッと頭を撫で、気分良さそうに食器を片付けた
TVを眺めていると龍哉さんが片付けが終わったのか近づいてきた
俺を後ろから抱きしめるようにソファに一緒に座った
ドキドキと心臓がうるさくなった
「蓮…俺のこと昨日好きかもって言ってただろ?あれ今はどうなんだ?」
耳元でそんなこと言われドキッと心臓が跳ねた
「何で、そんなこと聞くの?」
「蓮寝てたとき、寝惚けて『嫌だ行かないで』って言ったから…思い出したのかと思って」
「普通に…好き」
「そうか…まぁ、そうだよな」
今…龍哉さんを傷つけた
後ろに居るから表情はわからないが傷ついている
俺は振り返って龍哉さんの顔を見た
「嘘…俺大好きだよ…龍哉さんのこと好きのままだよ」
「蓮?…思い出したのか?」
「本当は今日の朝から戻ってる」
「良かった…」
ギュッと抱きしめられた
「蓮…」
「んっ」
キスをした後あちこちにキスの雨が降った
「俺…龍哉さんに酷いこと言った」
「でも、蓮は俺をまた選んで好きになってくれただろ?」
「でも…愛なんていらないなんて嘘…怖くなったから逃げたくなったの…自分の気持ちがわからなくなって、嫌になった…龍哉さんを傷つけてしまった…ごめんなさい」
「蓮…俺が蓮を不安にさせたまま居たからそうなってしまったんだ…俺の方が悪いんだから謝らなくていい」
「でも…「もう話は終わりだ…早く蓮を感じたい」
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