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抑えられたまま目隠しをされ、再び視界が広がった時は知らない車に乗っていた
隣を見ると何処かで会った気がする男の人が座っていた
「誰?…どこに行く気?」
「あれ?忘れちゃったの?蓮くんを前助けたのに…」
「?」
「ほら、熱を出して倒れた時に家で介抱したでしょ?」
「っ!…情報屋の人」
「ちょ、名前覚えてない感じ?まぁ、情報屋もあながち間違ってはないけどさ…如月祐、言っても覚えてないかな?」
如月さん…思い出した
「どうして、学校がわかったんですか?」
「俺を誰だと思ってるわけ?情報屋だよ?蓮くんの飼い主がやって来た時に逃げたでしょ?それに、相澤組の若頭がそこまで執着する理由が知りたくてね〜、ちょっと、いやガッツリ調べさせてもらったから」
と何を考えているのかわからない笑顔でそう答えた
「俺に会って何がしたいんですか?」
「いや、こんなに綺麗な顔見るの偶然とは言え一回だけなんてもったいないでしょ?それに居場所も知ってるのにさ」
「なら、もう会ったんだし、帰らせてください」
「そんなこと言わないでよー…でも、今頃蓮くんの所の下っ端たちは大騒ぎだろうね。蓮くんが居なくなったって」
「なら「でも、今帰すより、俺のところにいる方がいいんじゃない?」」
「?…どうして?」
「蓮くんが海堂蛍といる時に姿を消したのってこれが最初ではないでしょ?」
「なんでそれ知っ「だから、俺調べたって言ったでしょ?」」
「だから、海堂くんは仕事をしてないって思われても仕方ないよね?…蓮くんの護衛外されるんじゃない?」
「っ!」
「蓮くんは海堂くんの事それなりに気に入ってるし、何なら若頭の代わりにすらしてしてるでしょ?」
調べたとは言え、気持ちの事なんてどうしてわかるのだろう…
全て見透かされてるようで怖い
「だから、俺と居たってことにすればまだ、海堂の信頼は無くならないし、護衛も交代されないんじゃない?」
「…何がしたいんですか?」
「そうだな、さすがに手を出したら俺きっと殺されちゃうからな…お茶でもしない?」
「お茶?」
「そう、蓮くんは甘いもの好きでしょ?もちろん奢るからさ」
本当に何を考えているのかわからない
言うこと聞いてさっさと帰ろう…
携帯を取り出そうとすると如月さんはニヤリと笑った
「蓮くん、携帯は没収ね…たぶん蓮くんの居場所はすぐにバレるだろうから迎えに来た時に携帯は返してあげる」
そう言って携帯は如月さんに取られてしまった
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