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如月の店に入ると、如月は誰かと電話していたみたいだった
「わざわざごめんね」
「いいのか?電話してたみたいだったが」
「いいの、丁度話し終えたところだったから」
相変わらず食えないやつだ
「で、情報って何だ?」
「まぁ、そう焦らないでよ……相澤組と同盟を組んでいる組が次々と攻撃されてる」
「何だと?…どこの組みだ?」
「上田組…あと、市川組」
「はぁ?市川組はうちの傘下にあるところだぞ?」
「まぁ、裏切りってことかな?そこの2つが手を組んで相澤組を潰そうとしてる」
「いつからだ?…」
「先月の半ばからだね」
「半月か…」
「早めに手を打ったほうがいいんじゃない?」
「お前に言われなくともわかってる…情報はこれだけか?」
「今のところは」
「幾らだ?」
「今回は俺から連絡をしたから金はいらない…けど、次からはそうだな、頻繁に来るだろうから毎回20でいいよ」
「そうか、助かる」
「いいのいいの…今日蓮くんに会えてハッピーだから」
「…」
「あれ?どうしたのいきなり黙り込んで」
如月は俺の顔をのぞいてきた
「いや、何でもない」
「えー、何かあったとしか思えないんだけど?」
「…海堂蛍について調べてもらってもいいか?」
「ふふっそんなの相澤さんの方がよく知ってるでしょ?」
如月は可笑しそうに笑いそう言った
確かに、俺は今どうかしてる…なんてことを聞いてるんだか…
「悪い、今のは無しだ聞かなかったことにしてくれ「蓮くんの護衛。だったよね?」」
やはり、調べ尽くされているのか…
「蓮くんは海堂くんのことずいぶん気に入ってるって情報が入ってるよ?…これが学校での2人の写真」
その写真の何枚かは蓮が海堂の膝に座り抱きついている写真だった
「蓮くんは甘えん坊なのかな?初めは人気のないところで甘えてたけど、クラスでも甘えるようになってるね」
イライラが止まらない
「あと、これも」
もう一枚の写真は蓮を見つめる海堂の写真だった
その顔は愛おしそうに蓮を見つめている姿だった
「あの黒兎が相澤さん以外でここまで気を許してるのって海堂くんぐらいじゃない?」
嫌な予感しかない
あの2人もしかしたらできているのかも…
「クソッ」
一度、蓮が風呂場に閉じこもって自傷行為をした時も蓮は海堂に抱きついて何かを訴えてた
あの時からか?
いや、まさかもっと前から?
「帰る…」
「気をつけてね…あと、組のこと調べておくから」
「ああ、よろしく頼む」
時間は朝方の3時を回っていた
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