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俺…どうしちゃったんだろう
龍哉さんのことは、好きだったはず
『龍哉さんは、俺をひとりにするから嫌だ』
如月さんの前で出た一言だった
本気でそんなこと言ったわけじゃ無いのに…
本当に嫌いだったのか?
チラッと龍哉さんの方を見る
拒絶するほど嫌いじゃない、むしろ今までは好き過ぎて辛かったのに…
「…」
「蓮…朝から何も食べてないだろ?…飯にするぞ」
龍哉さんはさっきのことは何も気にしてないようにそう言ってテーブルに料理を置いた
「…はい」
俺はずっと気まずく感じて
美味しいはずのものが全く味がしなかった
「蓮、明日海堂が戻ってくる…が、その前に試験を行おうと思う。蓮悪いがその試験に付き合ってくれるか?」
そうだった、1週間が経ったら戻るって確か言ってた
「はい…俺でよければ」
「決まりだな…明日の1時に事務所に行くからな」
「わかりました」
蛍さん…帰ってくるんだ
なぜか俺はあれ程蛍さんが戻るのを待って居たのに
今じゃそこまで嬉しく感じない
なんとなくだけど、護衛が居ると不便だなと思ってしまった
俺の何かが次々と変わっていくのを感じた
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